おつかれさまでした・・・ただいま8:28p.m.そろそろbarberAOKIも閉店です。
そして今から“barberという名のBar”のOPENです。 『いらっしゃいませ♪』
まずはカウンターにて一杯・・・
抜け毛が気になるお客様・・・
『今日はどうなさいます?』
白髪のヒトはハゲナイ?
ワタクシ、円形脱毛症経験者デス・・・
陣さんのような会話のパターン、最近 たくさんあります。 一般に人の頭髪の数は、平均10万本といわれています。 (少ない人で6,7万本、多い人は13、14万本) さて、陣さんも気にしている抜け毛ですが、 人の毛には毛周期(ヘアサイクル)というものがあり 1日約50〜100本くらいは抜けます。 1本の毛は、男で2〜5年、女で4〜6年の寿命で、 抜けたり生えたりをくりかえします。 だから仮に70本の毛が抜けても ほぼ同数の髪が生まれ 結果として全体の10万本は、ほぼキープできるのです。 ただし、全体に平均して抜けるのではなく、 一ヶ所のみから抜けるようなら それは自然脱毛ではなく円形脱毛症などの疑いがあるので 皮膚科などで診察をうけたほうがよいでしょう。 |
|
・・・どうです? 陣さん、わかっていただけました? う〜ん、理屈はわかるんやけどな〜 抜け毛の数なんかいちいち数えてないしな〜 70本以上あるような気もするし、 ないような気もするし・・・ 毎日シャンプーされてます? いや、毎日やないよ! だって抜けるの怖いから・・・ シャンプー3日に1回にしてるもん! それですよ!それ! え・・・何? |
シャンプーの回数は人それぞれですが、 いずれにしろ、シャンプーによる自然の抜け毛はつきものです。 たとえば、風邪ぎみで3日ほど入浴しなかったら 1回のシャンプーで仮に50本抜けるとして、 3日分で150本の抜け毛になります。 自然の抜け毛はシャンプーだけではありませんが、 シャンプーの間隔が開けば抜け毛も多いことは確かです。 むしろ、シャンプーしないと毛穴に皮脂や汚れが詰まり 頭皮の新陳代謝が阻害され、毛の成長も悪くなります。 また、正常な髪は1本を抜くのに50〜80グラムの力が必要なので シャンプーぐらいでは成長期にある毛は抜けません。 |
・・・っていう訳なんで 毎日シャンプーしてもらって結講ですよ。 陣さんの頭皮は脂性(アブラっぽい)だから むしろ毎日したほうがいいですよー そーか、ちょっと安心したわ・・・ 安心したところで2杯目を! 何にします? ジント二ック! やっぱり・・・ 話はかわるんやけど、 うちの息子のことやねんけど・・・ ああ、息子さんの陣来夢君ね 明日カットしに行くって言うてたけど 「今日はどうする?」って言われても どーゆー風に言うてええかわからへん って言いよんねん・・・ ああ、カウンセリングのことですね・・・ そーいえば、今日 来夢君の友達の 丸刈居他君が来てましたよ ま、彼の場合は1枚刈りですから カウンセリングは はっきり言って必要ないですけどね・・・ (あはは・・・) |
カウンセリング・・・ これが僕らにとって一番大事な事なんです。 よくある「ちょっとだけ切って」というオーダーにしても、 お客様の思う「ちょっと」と技術者の思う「ちょっと」には違いがあります。 結論から言ってしまえばヘアカタログなり写真なり、 つまりイメージが形になっているものがあればОKです。 でも、ない場合は双方のイメージの『ズレ』を埋める・・・ そう。入念な『打ち合わせ』が必要です。 ま、これもあまり長くなると、お客様もいやがるんですが・・・ そーですねえ〜・・・まあ僕に限らず技術者は お客様が来られると(特に新規の方)、 来られた時のヘアスタイル、セットの仕方がその人の 70パーセントの満足だという認識で 残りの30パーセントを埋めていこうと考えます。 それプラス服装、職業、もちろん年齢等から お客様の希望のイメージをデザインしていくものです。 逆にいえば、カジュアルなスタイルがお好きなら、 そういうヘアスタイルと服装でヘアサロンへいけば、 ガチガチのクラシックヘアに仕上げる技術者はいないでしょう。 |
ОKわかった! ヘアカタログ持って行くように言っとこ! はい、うちの店にもありますんで、 よろしくおねがいします。 それから、さっきの話の続きやねんけど、 この際、聞いときたいことが 山ほどあるんやけど、 山山山山・・・・・・・・・・・・・・・・。 えっ、山々、山々・・・・ですか?(泣) ほんまに山ほどありますね・・・ んじゃ、ちょっと、まとめてみますね・・・ 山1:白髪の人はハゲないってホント? 山2:ヘルメットをかぶればハゲる? 山3:ワカメを食べれば髪フサフサ? 山4:ハゲは遺伝だから治らない? 山5:年寄りのハゲは治らない? と、いった疑問に イッキにお答えしましょう♪ |
答1:ウソです。 毛の根っこには”毛をつくる毛母細胞”と ”黒色の色素をつくるメラニン色素”があり、 前者がダメになるとハゲになり、後者がダメになると白髪になります。 つまり両方ダメになると白髪でハゲとなります 答2:ヘルメットを悪者にしてはいけません(笑) ヘルメットをかぶると”蒸れます”でしょ。 それが細菌の”絶好の繁殖場になり(だから痒くなる) 結果として毛穴によくないという程度。 でも最近のヘルメットは通気穴があいてたような・・・ 答3:ウソです。 コンブ類の特徴的な栄養分はヨードです。 たしかにヨードが不足すると毛髪のツヤは悪くなりますが 通常の日本人の食生活でヨードが不足することはまずないでしょう。 むしろ毛をつくるのはタンパク質だから、 大豆、豆腐、魚などの良質なタンパク質と、ビタミンC、Eを 同時に摂ればより効果的でしょう。 答4:ある意味ホント、受け取り方によってはウソです。 遺伝するといわれている糖尿病、高血圧症と同様、 治癒はしないが有効な治療法はある。とゆーのが結論です 答5:これは意外なことに・・・ 男女共、青壮年よりも高齢者のほうが治療に反応しやすいらしい。 ただし個人差はあります。 一般的には70歳くらいまでは効果が期待できるとの事。 ・・・・・この項は僕も一所懸命調べました。 あ〜しんどかった。(笑) でも、いいページみつけましたよ〜 『日本医学育毛協会』 http://www.haircare.gr.jp 僕も勉強になりました。 あっ、お礼のメール書いとこ〜っと・・・・・ |
新世紀1発目のお話です。 ここではちょっと陣さんにご休憩いただいて 僕の経験談からお話しましょう! ズバリ、円形脱毛症の事です。 僕が修行していた大阪のサロンのお客様にも 何人か、おられましたが、 なんと!僕も3年程前に突然“それ”に なってしまいました・・・ 日頃サロンでお客様に対し ヘアケアのアドバイスうんぬんを偉そうに 言っている立場の僕が 『なってしまうなんて!・・・』(号泣) と、いつになく急角度で落ち込みましたが、 考え様によっては 『自分自身』という最高に身近な実験材料が できたということで、色々やりました・・・ 今、まさに“それ”の方! また、「そんなん、ならへんて!」と タカをくくっておられるアナタも・・・ いつ“そう”なってしまうかもしれません! では!右のページをご覧下さい。 題して 『経験者は語る』 (深すぎる・・・泣笑) |
そう(遠い目)・・・あれは3年前の2月ごろでしょうか・・・・・ 連休を利用してハチ北へスキーに行く時でした。 ゴーグルをきれいに拭いて装着していたところ、うちの嫁ハンが 「ハゲできてんちゃうん!」(笑いながら) と僕の左後頭部をさわってきます。 「何をゆーとんねん!」とか言いながら自分でさわってみると、 何と!指の冷たさが直に頭皮に伝わってくるではありませんか! つまり“つるつる”なんです。 『う、うそやろ〜』(半信半疑半泣)状態で あわてて、あわせ鏡で見てみると、 そこには500円玉大(号泣)の円形脱毛がありました! 『げっ!ホ・ホンマや!』その間、嫁ハンはずっと笑いっぱなし・・・ (独身者のみなさん、こんなモンなんですよ、夫婦って・・・) 当然、ちっとも楽しくないスキーでした・・・ それからは、店にある育毛剤をつけまくりました。 それが“即効果を期待できる”ものではない事を充分に知りつつも、 そうせずにはいられないのです。(泣) そして、ついつい“ いってしまうんですよ!そこに手が!”(さらに泣) 『あ〜もう、気になるっ!』そんな状態でした。 以前、お客様が“円脱”になられた時、 『気にしたらダメですよ〜気にするのが1番良くないんです〜♪』 って言うてたんはダレや!! ↑ はい。完全な人格破壊状態ですね〜(笑) 次の月曜日、迷わず某病院の皮膚科の門をたたきました。 『せ、せんせい!こんなんになってしまいました(泣)』 『あ〜こりゃ円形脱毛症やな〜、ま、気長にいかんとしゃあないな〜 とりあえず飲み薬と塗り薬だしとくわ〜』 『ぼ、ぼく さんぱつや やから シャレなりませんねん!』 『ほ〜!それならようわかるやろ、ま、そーゆーこっちゃ!(笑)』 『わ、わらいながら言うなー! お前の顔一生わすれへんど!ボケ!』 はい、最後の1行はウソですが(汗) たぶん人格破壊中のわたくしはそう思ってたんでしょう・・・ どうです!かわいそうですね!ボク♪ この続きは更新後ということで・・・こうご期待! |
はい、どうもおまたせいたしました♪ 前回は“病院へ行ったトコ” までお話しましたね・・・ ちなみに2時間待って約3分の診察(笑) だったように記憶しています。 それと近くの病院だったせいか、 やたら“知ってる人”に会います・・・ その都度、 「あっ、どこか悪いの?」 「ええ、ちょっと・・・」 のパターンが10回ほど・・・(笑) みなさん、何かしら “悪いトコ”あるんですね・・・ つくづく“健康第一”だと思いました。 えっ!「早く本題に入れ!」って? ではおとどけしましょー。 『経験者は語る』 エピソード2です。 |
えーっと、その時にだしてもらった薬は 第一製薬の、脱毛症・白斑用剤『フロジン液』という塗り薬と 飲み薬(ちょっと名前はわすれてしまいました)でした。 調べてみたところフロジン液は血管拡張作用のある薬との事。 使ってみると、けっこう“ジンジン”くるんです。 そう、“ジンジン”して“カーッ”と (わかります?・・・) 要するに“刺激”を与えているわけですよ。 今までサロンで使っていた いわゆる育毛剤とあんまり変わらへんな〜 と思いつつも、そこは「医薬品」ですんで「効くんちゃうかな〜」 と思ったんですが、全然効果が“みえて”きません! それどころか何と! 左側頭部や前頭部まで“円脱”ができてきました! よくみると一部でつながっています。 (そーですね〜まるで地図みたい♪) これを『多発融合型円形脱毛症』といいます。 ―もう笑わなしゃーない状態です・・・ ここまで話せばお気付きのお客様もおられるでしょう! そーなんです!一時期、僕ずーっとバンダナ巻いて仕事してたでしょ! あれカッコつけてたんじゃなく “それ”だったんです。ここで告白しておきます!(あー、スッとした!) とにかく、ここまでくると“開き直り”ますよ! 『もー、いくとこまで“いけ!”』ってな感じです・・・ あとから考えると、この時期が『最悪』の状態でした。 ここから“事態”は好転するんですが、それはまた 更新後とゆーことで・・・ つづく |
えーっと、“発見”したのが『冬』、 多発融合型になったのが『春』です。 いや〜、人間 何にでも慣れれるもんです♪ 別段、気にもならなくなってきたのが その年の夏でした。 ただし、 全然気にしてないわけでは ありませんでしたよ(笑) なんせ『夏』ですから・・・ 『そのうっとうしいアタマなんとかせ〜』 『何の仕事してんねん!』 とゆー雑音にもめげず “ロングヘア”を 維持し続けた(せざるをえなかった) ワタクシ・・・ いよいよファイナルです! 『経験者は語る』 完結編!! では、右のページをご覧下さい! |
え〜例のフロジン液・・・ 5ヶ月近く使用したにもかかわらず“効果”がみえてきません。 “血管拡張作用”がダメなら“男性ホルモン抑制作用”だとばかりに エストラジオール(男性ホルモン抑制成分)配合の 発毛促進剤を併用しました。 ここで、ちょっと説明しますが 男性ホルモンの分泌が増えるという事はカンタンに言うと 頭皮がアブラぎるってことです。 だから過剰な皮脂分泌を抑えることによって 毛母細胞の細胞分裂を活発にしてあげようという事なんです。 それが効いたのかどうか・・・、みえてきました! 復活のきざし☆秋ごろの事です。 脱毛部分にヒゲをさわった時のような手触り感!(嬉泣) 光がさしてきましたねー!そうなるとゲンキンなもので・・・ まさに“病は気から”。あとは生えてきた毛が成長するのを待つだけ! そーですねえ、完全復活まで約1年ってとこでした。 うーん・・・貴重な体験でしたね、今から思うと・・・ あるべきものがないっていう事の辛さ、 ふつーであることのありがたさ・・・色々勉強になりました 本当の意味で悩んでおられる方の立場にたてたような気がします 次回は、“総まとめ”をしますんでご期待下さい。 |
そもそも”円形脱毛症”って何でなるんでしょう・・・ ストレス?・・・もう聞き飽きちゃいましたよね。 たしかにストレスなんでしょうが、ストレスなんか誰でも、大なり小なりみーんな抱えてるわけだし、 『自己免疫機能の異常』な〜んて言い方で説明したとしても 注:(本来”異物”と戦うはずの自己免疫機能が ”何らかの理由”で自分の毛根を攻撃しちゃう=毛が抜けちゃう) その”何らかの理由”ってのがわからない!そう、説明になってない(笑) 『・・・だと考えられる』的な言い方はもうここではしませんが、これからも勉強しますんで 新しい情報があったらここで説明していきます・・・ ”円脱”になっちゃったらどうしよう・・・ これは落ち込みます。ホンッッッ・・・トに落ち込みます!まだ僕のはマシだった方です。 眉毛やそれこそ全身の毛という毛がぜーんぶ抜け落ちるケースだってあるんです。 もし自分がそんな症状になったらと、考えてみたらよ〜く解かるはずです! で、なっちゃったら・・・まずは落ち込んで下さい(笑) いや僕がそうでしたし、 『落ち込まないで!』って言ってもそれは無理な話なんです。 いやでもブルーになります。 そして”いちいち説明するのは非常にイヤなんですが”周囲の人達には言っちゃいましょう。 そう、カミングアウトしてしまうのです。 すると自分の中にこのやっかいな病気とつきあっていく 覚悟がうまれます。そして皮膚科の門を叩き、一喜一憂しながらも 『やがて元通りになる日』を気長に待つしかないのです。 『もがき方』は僕のケース↑を参考にして下さったら・・・(笑) 幸いにもこんな時代です。 ネットで『円形脱毛症』を検索すると、さまざまな関連サイトがでてきます。 掲示板には同じ症状の、いやもっと辛い思いをしてる人達がたくさんいます。 そんな人達と色んな情報交換するのも『前向きな』解決方法の近道だと思います。 とにかく落ち込んでばかりいないで、がんばりましょう! |